21137-03 | 盲亀の浮木 | モウキ・フボク | ☆仏や仏の教えにめぐり合うことの非常に難しいこと。転じて、人とめぐり合うことの非常に難しいこと。「盲亀の浮き木」ともいう。北本涅槃経 類「亀の浮き木」「浮木の亀」「浮木に逢える一眼イチガンの亀」 |
1055-08 | 烏賊の甲より年の劫 | イカ・コウ・トシ・コウ | (劫は非常に長い年月.甲と劫で音が通じることから)イカの甲はなんの役に立たないが、人生の長い経験をつんできた人の言うこと、することには価値がある。 類「亀の甲より年の劫」「松傘よりも年トシ嵩カサ」「良き分別は老人に問え」 |
1129-01 | 鵜の真似(を)する烏 | ウ・マネ・カラス | (カラスが鵜の真似をして魚をとろうとして水に溺れるの意から)自分の能力をわきまえずにただ人の真似をすると、失敗をするといういましめ。{無能力⇒真似⇒失敗}の意が強い。参「顰みに倣う」、「雁が飛べば石亀も地団駄」 |
1249-02 | 雁が飛べば石亀も地団駄 | ガン・イシガメ・ジダンダ | (雁が飛び立つのを見た石亀が自分も飛ぼうとして飛べず、腹を立てて地団駄を踏む意から)自分の能力分際も考えずに他人の真似をしたがるたとえ。略して「石亀も地団駄」ともいう。{無能力⇒真似}。参考「顰みに倣う」、「鵜の真似(を)する烏」 |
人捕る亀は人に捕られる | ヒト・ト・カメ・ヒト・ト | (人を食おうとした大亀が、かえって人につかまってしまうという意から) おろかな者が人を害するようなことをすれば、かえって人に害されるようになるというたとえ。 | |
竜を画きて狗に類す | リュウ・エガ・イヌ・ルイ | 「虎を画きて猫に類す」ともいう。 参考「雁が飛べば石亀も地団駄」 | |
1189-07 | 尾を塗中に曳く | オ・トチュウ・ヒ | ☆(塗は泥。占いに用いられる神亀として貴ばれるよりは、生きていて尾を泥の中に引いているほうが良いということから)役人などになって自由を束縛されるより、貧しくても安らかな生活を送る方がよいというたとえ。「尾を泥中に曳く」ともいう。荘子 |
1238-17 | 亀の甲より年の劫 | カメ・コウ・トシ・コウ | (亀の甲と年の劫とごろを合わせたもの。甲は甲羅、劫は非常に長い時間の意)年長者の人生経験は尊重すべきであるというたとえ。「亀の甲より年の功」ともいう。 |
1784-12 | 兎角の弓に亀毛の矢を矧げ空花の的を射る | トカク・ユミ・キモウ・ヤ・ハ・ クウゲ・マト・イ |
(兎角は、兔の角、亀毛は、亀の毛でともにあり得ないもの。空花は、眼病の人が空中に花があるかのように見る幻覚の事。うさぎの角でつくった弓に亀の毛をつがえて幻覚の花の的を射るの意から)現実にはあり得ないものをあるとする間違った主張、また |
1784-121 | 兎角の弓に亀毛の矢を矧げ空花の的を射る | 実際にはとても実現できそうにないことのたとえ。類「兎角亀毛」 |