亀山(仁光寺 コース)・・・・・(宇部M)
■ 2013/03/30 、快晴、花見日、1人。
■前回、2013/01/26 に 仁光寺コースより、亀山→火の山→陶ヶ岳→岩尾山→潟上中学校登山口へ縦走しました。
亀山仁光寺コースは海側を望む南斜面に位置し、上記のどの山よりも展望が素晴らしいと思い、再度、1人で花見気分さながら展望を楽しみにいきました。
そのコースからの展望は終始できますが、特に270度の展望場所は地図に記した記号 B〜D地点です。なを、B地点は東斜面、亀山登山口から途中分岐を経てココに来れます。(=地図黒破線参照)
また、前回で、仁光寺コースの取り付き場所(駐車場の山際、地図参照)が解からず迷いましたが、よく目立つカラー標識が新設されておりました。まことに頼もしい限りです。欲を言えば@地点にも欲しいのですが・・・。
■私は、このB地点の分岐ルートは辿った事はありません。したがって「石鎚神社 祠」の近道ぐらいしか考えておりませんでした。この度、その場所に興味を持ち、そこの崖下を覗き込みながら、岩肌に張り付いたような狭道を辿る人はいるのだろうかと思っていた矢先、後でわかりましたが、広島県からの一隊がゾロゾロ登ってこられ驚きました。
まさか、私同様、この南斜面からの景色が気に入ってココのルートを選んだのかな・・・と思いましたが、どうも違うみたいでした。すぐに、先導者より「石鎚神社 祠は何処ですか?」と聞かれ、「まだ上です」と答え。――その方は不思議に思ったことでしょう。事実、地図ではそのようになっているからです。(実際は少し上D地点)
■しかしながら、目的目標がどうであれ、初めて来られる方がこのコースをとられたことは正解で、地中から突出した真珠のようなキララドーム、鳥の羽を広げたような秋穂大橋、曲りくねって海に注ぐたゆとうフシノ川、長く尾を引く秋穂串山連峰、モザイク模様の二島・名田島の田園――に堪能されたのではないかと思います。
そんな思いをよそに、また、先導者から「秋穂荘はどこですか」と聞かれたときは、一瞬、(見えないのになぜ) ――(帰りに風呂に行かれるのか?)――無粋と思いましたが気を取り直して、地元意識を強調して、黙って、力強く指先を秋穂串山連峰に向けました。―――「花より団子」はこのことか、 思い遣られます。
■亀山頂上で一行と再度、一緒になり、行程は陶ヶ岳まで行って下り、元の駐車場に戻られるとお聞きしました。休憩中、ある女性は亀山の三角点はどこかと歩きまわり、ある男性は「一次関門突破」と気勢をあげたり、中年の団体によくある風景です。そんなことにはかかわらず先導の方は、次の山に向かう道を調べておられ、頂上広場から進行方向すぐに、地図に無い分岐があることに気づかれ、私に問い合わせされました。私の前回の轍を踏まないように、"右道"と教えてあげました。もちろん問い合わせせず、一行が反対に行きかけたらすぐにストップをかけるつもりではありましたが・・・・。その先導者の端倪すべき責任・能力はさすがというべきでしょう。
■次回に亀山に登る際には、このコースを辿ってみたいと思います。なぜなら駐車場から仁光寺登山口は少し遠いい。
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付録 故事ことわざ慣用句 ・・・・・亀 で抽出
21137-03 盲亀の浮木 モウキ・フボク ☆仏や仏の教えにめぐり合うことの非常に難しいこと。転じて、人とめぐり合うことの非常に難しいこと。「盲亀の浮き木」ともいう。北本涅槃経 類「亀の浮き木」「浮木の亀」「浮木に逢える一眼イチガンの亀」
1055-08 烏賊の甲より年の劫 イカ・コウ・トシ・コウ (劫は非常に長い年月.甲と劫で音が通じることから)イカの甲はなんの役に立たないが、人生の長い経験をつんできた人の言うこと、することには価値がある。 類「亀の甲より年の劫」「松傘よりも年トシ嵩カサ」「良き分別は老人に問え」
1129-01 鵜の真似(を)する烏 ウ・マネ・カラス (カラスが鵜の真似をして魚をとろうとして水に溺れるの意から)自分の能力をわきまえずにただ人の真似をすると、失敗をするといういましめ。{無能力⇒真似⇒失敗}の意が強い。参「顰みに倣う」、「雁が飛べば石亀も地団駄」
1249-02 雁が飛べば石亀も地団駄 ガン・イシガメ・ジダンダ (雁が飛び立つのを見た石亀が自分も飛ぼうとして飛べず、腹を立てて地団駄を踏む意から)自分の能力分際も考えずに他人の真似をしたがるたとえ。略して「石亀も地団駄」ともいう。{無能力⇒真似}。参考「顰みに倣う」、「鵜の真似(を)する烏」
人捕る亀は人に捕られる ヒト・ト・カメ・ヒト・ト (人を食おうとした大亀が、かえって人につかまってしまうという意から)  おろかな者が人を害するようなことをすれば、かえって人に害されるようになるというたとえ。
竜を画きて狗に類す リュウ・エガ・イヌ・ルイ 「虎を画きて猫に類す」ともいう。 参考「雁が飛べば石亀も地団駄」
1189-07 尾を塗中に曳く オ・トチュウ・ヒ ☆(塗は泥。占いに用いられる神亀として貴ばれるよりは、生きていて尾を泥の中に引いているほうが良いということから)役人などになって自由を束縛されるより、貧しくても安らかな生活を送る方がよいというたとえ。「尾を泥中に曳く」ともいう。荘子
1238-17 亀の甲より年の劫 カメ・コウ・トシ・コウ (亀の甲と年の劫とごろを合わせたもの。甲は甲羅、劫は非常に長い時間の意)年長者の人生経験は尊重すべきであるというたとえ。「亀の甲より年の功」ともいう。
1784-12 兎角の弓に亀毛の矢を矧げ空花の的を射る トカク・ユミ・キモウ・ヤ・ハ・
クウゲ・マト・イ
(兎角は、兔の角、亀毛は、亀の毛でともにあり得ないもの。空花は、眼病の人が空中に花があるかのように見る幻覚の事。うさぎの角でつくった弓に亀の毛をつがえて幻覚の花の的を射るの意から)現実にはあり得ないものをあるとする間違った主張、また
1784-121 兎角の弓に亀毛の矢を矧げ空花の的を射る 実際にはとても実現できそうにないことのたとえ。類「兎角亀毛」