山口県下関市 鬼ヶ城 (吉見奥畑コース)・・・・・・(宇部M)
■ 2013/03/09 快晴、 今年最高日和、単独行
■目的は 前回、 竜王上宮登山口より竜王山、鬼ヶ城 縦走を行いましたが、途中、下山に使う「奥畑コース分岐」を見過ごしてしまい、確認できませんでしたので「石印寺コース」で下山しました。そこでこの度、「奥畑コース登山口」より調査を兼ねてこのコースを辿ることにしました。
■そこは、半分以上、道が不明瞭で"赤テープ登山" を久しぶりに経験させられました。
単独行なので、常に進行方向を東に目足を向け、赤テープを探しながら、嫌気ず、怖気ず、慌てず、ゆっくりと進行しました。案の定、赤テープ添付間隔は 15〜25メートル位で小木に付けてありましたので、また、地図(「防長山野へのいざない」)・カメラ・GPSを携帯していましたので安心して進むことができました。

ここで「防長山野へのいざない」のこのコースの解説の前段をそのまま書きます。
吉見コース(=奥畑コース)は、以前は快適な道でありましたが石印寺コースがメインルートとなるに従い、近年は歩く人も少なくなり、次第に荒廃して不明瞭な荒れ道となってしまった。加えて分岐が多いいうえに道標も無く、一般的なルートとは言い難い。しかし、竜王山と鬼ヶ城を縦走する場合は、竜王山吉見コース(=上宮コース)と鬼ヶ城吉見コースを上り下りに使用すれば、登山口が近いだけにすこぶる便利である。また、途中で人に会うことは稀な静かでワイルドな山行を楽しんだ後、登山口近くの吉見温泉で汗を流すことができる有効なルートである。


■しかしながら、スタート地から縦走路分岐地まで標識は全くありませんでしたので、これではここを上り経験も無しに下山だけに使う手段は、単独、複数であっても、また地図(「防長山野へのいざない」)を携帯しても難しいと思います。今にして思えば、前回、「石印寺コース」で下山したことはもっけの幸いで、正解であったと思います。
■"赤テープ登山"は上りは容易いが下りは難しいものです。
一般的に、上りは山斜面より尾根に向かいますので方向を外れても、ヤブ・枝コキしてどこかの目的屋根道線に到達できますが、下りは上ってきた所の明瞭道と不明瞭道のその地点に行かねば迷います。その結果、最後は川伝いに下りることになりかねません。
さらに、赤テープは下から上には良く見えますが反対は見え難い。また、過去の登山者達が辿った踏み跡も判別できない程の"通路間隙(=道でなく赤テープの横)"は上りは良く見えますが、下りは見え難い。また、季節的、時間的にも、夕方になりますと暗くなりますので、"通路間隙"、赤テープの判別ができにくくなります。
■そんなわけで鬼ヶ城には登らず、記憶の薄れないうちに、分岐地から直ぐに降りることにしました。下りの不安はありましたが、上り時の赤テープより撮った写真が役に立ち難なく下山できました。
■スタート地から分岐地までの上り下りの時間は 上り 2時間17分  下り1時間 24分 でした。
■最後に、下記に、「防長山野へのいざない」地図 ・GPS新地図 ・グーグルアースGPS軌跡 ・地点画像 ・赤テープ所在画像がよく見えるよう以前より大きく載せました。また、上りGPS線は赤テープ捜索のため、蜘蛛の巣のようになっておりましたので、下りのものを使用しました。 尚、小尾根取付き写真画像をのぞいて外の画像に対する地図位置は私自身も正確にわかりませんのであまり役には立たないと思います。が、少しでもご利用いただければ幸甚です。
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